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製品紹介

黒蝶真珠

  • 石垣市内の歩道にはクロチョウガイのタイル絵が使われています。

  • 新ブランド“WANNU”

黒蝶真珠の母貝となるクロチョウガイ(黒蝶貝、英名Black-lip Oysterなど、学名Pinctada margaritifera)は、シロチョウガイ、アコヤガイ、マベガイといった他の真珠貝と同じウグイスガイ科の二枚貝で、全長10~15㎝ほどの大きさに成長します。貝殻内側は銀白色の光沢を持つ真珠層で、その周縁部だけ黒味を帯びることから、「ブラックリップ」という英名の由来があります。
赤道を中心として南緯・北緯30度以内の熱帯、亜熱帯の海域に広く分布し、世界各地に多くの地理的亜種があります。日本では紀伊半島以南に分布しますが、沖縄の八重山、宮古の周辺海域にとりわけ多く生息します。
クロチョウガイの住む場所は、外洋水の流入する潮通しの良い浅瀬の岩礁やサンゴ礁で、八重山諸島では東シナ海に面した北西部のサンゴ礁域に多くみられます。

八重山ではクロチョウガイを方言で「ピーヌクー」、サンゴ礁(ピー)の貝(クー)と呼び、昔は貝ボタンの原料として採取されていました。1977年(昭和52年)には石垣市の市貝に制定されています。

黒蝶真珠は、母貝のクロチョウガイが活動的な貝なので、生まれる真珠の形もラウンド(真円)、セミラウンド、ドロップ、バロックなどバラエティに富みます。他の真珠と比べて、同心円状の筋が入ったサークル珠が多いのが特徴です。
黒蝶真珠の最大の魅力は、その豊富な色のバリエーションにあります。これは母貝のクロチョウガイが、赤褐色、緑褐色、黄褐色の3色の色素を持つためで、この三つの色素が混ざり合うことでブラック系、レッド系、グリーン系、イエロー系などの多彩な色が生まれます。
複雑な色合いと神秘的な輝きで、見る人を魅了してやまない黒蝶真珠は、天然のものでは40万個のクロチョウガイに1個の割合でしか発見できないといわれています。その希少性ゆえに「幻の真珠」と呼ばれてきました。

黒蝶真珠の世界的な産地であるタヒチの海と比較すると、クロチョウガイの生息域の北限に近い八重山の海は海水温が低く、貝の成長は遅くなります。ですが、それだけにきめの細かい真珠層を巻いたテリの良い黒蝶真珠が育ちます。
琉球真珠は、この黒蝶真珠の養殖技術の確立と量産化に世界で初めて成功しました。たゆみない研究の歴史と先駆的な技術を受け継ぎながら、黒蝶真珠のパイオニアとして、より上質な真珠づくりを目指しています。